強さとはなにか、わたしは音楽から強さを学ぶ。
強い女になりたいと、いつも思う。
それは私の母が強い女だからという理由もあるし、こころの病を経験して、やはり強い人間になりたいと強く思うようになったからだと思う。
ここでいう「強い」というのは力が強いとかそういう物理的なことじゃなくて、女が憧れる女、とでも言うべきか。この間放送が終わってしまったけど、ハケンの品格の大前春子であっったり、家売るオンナの三軒家万智(サンチー)であったり。
自分が何のために生きていて、何のために働いているのか。そういうことがぶれない人が好きだ。
わたしは教育の道に進むけど、教員という仕事はまさに「何のために生徒を指導しているのか」が分かっていないとできない仕事だと思うし、実際にぶれない教師に生徒はついていく。わたしの人生の中ではあまり恩師と呼べる先生に出会ったことはないのだけど、唯一挙げるとするなら高校一年の時の担任の数学教師が、一番かっこよかった。
男性の先生でちょっと変わったところがあり、かなり厳しい人だった。自分にも生徒にもシビア。よく怒っていたけど、怒る内容が明確だったし、正しかったし、9割の生徒には嫌われていたけど(多分)、わたしはその先生にとても助けられたし、あんなにいい先生は後にも先にもいない。
で、
今回のブログの内容は、強い女になったと錯覚させる曲。
ここまで前置きしておいて結局音楽の話です。いままでたくさんの曲に救われてきたけど、中でも強い女の曲というのは、わたしのお気に入りにもたくさんランクインしている。早速紹介していこう。
SONGS モーニング娘。(2009年)
生きるのが下手
笑うのが下手
上手に甘えたりもできない
そんな歌詞で始まるこの曲だが、本当に信じられるのは己のみ、そんなメッセージを感じる。生きてく意味を問うために歌い、踊り、今羽ばたきだす。強い曲。アルバムの一曲目にふさわしいし、高橋愛がリーダー・センターを務めたこの時期、通称プラチナ期にぴったりな素晴らしい曲。
愛の軍団 モーニング娘。(2013年)’20ver.
わたしがモーニング娘。で一番好きな曲である。
本当に誰かを守りたけりゃ 他人の目なんて気になんない
自分を信じていくしかない
そうだよね、と頷いてしまう。自分の意思が一番大事。やりたいことやる人生は自分で切り開くしかないんだよね。やりたいことやったもん勝ちだし、モー娘。のメンバーだってスカウトとかじゃなくて自分でオーディション受けてこのステージに立って歌っている。そう思うと泣けてくるほどやるっきゃないな、さあ立ち上がらなきゃ、と思わせられる。
The Boots gugudan (2018年)
煌めく一足のブーツを手に入れた女の子が輝きに向かって歩んでいく曲、だと解釈している。
特にこのgugudanというグループは初代IOIのチャンピョン、キム・セジョンがセンターを務めるグループであるため、自分の道は自分で切り開く、というメッセージをすごく強く感じる。メンバーにはIOI出身で元ウマチュン(音楽中心)MCのカンミナちゃんやナヨンもいる。素晴らしくメッセージ性の強いMVにも注目してほしい。
BLUE ポルカドットスティングレイ(2017年)
自由になりたい時によく聞く一曲。
誰だって縛られずにTake off!!!!!! 強くなれるというよりは、さっぱりした気分になれるというか、ウジウジしている自分を責めそうになった時に聞くと、責めずに解放させればいいんだよって思える。
Rather Be(feat. Jess Glynne) Clean Bandit(2013年)
これは、わたしが人生で最初に好きになった洋楽であり、初めてミュージックビデオに魅了された作品。イギリスのクラシックとDTMが融合したバンドの曲なのだけど、これは日本で、日本人の女優さんを起用して、築地とか、確かその辺りで撮った作品。
サビの歌詞は「あなたさえいれば何もいらない」「あなたがいくところに私も行く」というものなんだけど、この曲を聞くと何だか勇気が出る。わたしにとってはまさに音楽さえあればそれでいい、それを認識させてくれるというか。
Feel Special TWICE(2019年)
コード進行はもちろん、歌詞もビートも、サビ前の溜めも、何かエネルギーをくれる一曲。この曲に何度救われたことか。夜の住宅街を、この曲を延々とリピートしながら歩いた夏だった。
Breakthrough TWICE(2019年)
TWICE2曲め。この曲は日本語版を最初に聴いた。
誰に何だかんだ言われても 振り切ってGoing My Way
誰かと比べられても 自分を叫び続けたい
この歌詞にすごくわたしは突き動かされた。前にも述べた通りわたしは教師になりたいけど、作曲だって続けたいし、歌も歌いたい、だけどまわりの目を気にして自分らしい自分が発揮できないでいる。
でも、「胸張って誇れる私になるまで」がんばろうと思った。この曲を通して、今まで抑え込んでいた数々のやりたいことが、具現化された。まだ尻込みしていることも多いけど、自分の人生自分でやりたいことやって切り開かなきゃと思った。
まとめ
この夏はわたしにとって特別な夏だった。
コロナで授業が試験が中止になり、同期たちは教員採用試験を受けて次々と一次を突破していき……そして最もショックだったのは大好きだった祖母が亡くなったこと。その直後に祖父も倒れ(今リハビリ中だけど、会いに行けなくて悔しい)、実家の家族が疲れているのを東京にいても感じてしまったのか、体の不調が続き、お天道様に当たるだけで偏頭痛がする始末。
いろんな人に迷惑をかけ、正直、しょげていた自分がいた。人生で3度めかな、こんなに自分を見つめ直したのは。1度めは中学3年で部活を辞めるか悩んだ時、2度めは去年うつ病が悪化して寝たきりになった時、そして今回が3度め。
わたしは音楽に救われている。どんな時も。
一度だって手放したことはない。
いろいろあったけど、結局音楽の道に進んでいるし、音楽に携わって生きていきたいと思っている。わたしから音楽を取ったら何も残らないだろう。
自分の強さは何か?どうやったら強くなれる?
そう考えたときに、音楽だ、と思った。
そして今回、強い女になれる曲を厳選したのであった。
何かを伝えたくてブログを書いてるわけじゃないし、このブログで散々語り散らかしていた推し、VIXXのホンビンがありえない馬鹿をしでかしてグループ離脱。ホンビンのしたことにはさすがのわたしも呆れてしまったので、もう一度6人でパフォーマンスしてほしいとか今は全然思わない。
強さってなんだろうね、わからないけど、今言えるのは、音楽で強くなれることもあるよってことかな。
偉そうにすみません。
読んでいただきありがとうございました。